【2】奨学金返済のスタート

奨学金(借金)を返すに当たって大事なことがある。

私は確か25歳の時に、「お金と自分の位置関係」に気づき始めてから奨学金を返すことに一念発起した。

当時、仕事中に電話が日本学生支援機構から電話が入っていて「滞納している状態にある」っていう事がはっきりした。

その時は色々な事が上手くいっていなくて、そんな状況にトドメを刺されたような気分になったことを今でも覚えている(雪が降ってた時期だったなぁ〜)

まして今まで自分のお金っていうのをちゃんと考えたことがなかった。

今はどうか分からないけど、奨学金を借りる時には「連帯保証人」を記載する欄もあったので、自分の怠慢のせいで親戚家族に迷惑をかけることに、強く「焦り」を感じた。

そこから始めたのは、「返済計画」を立てること。

まず一番大事なことは総額いくらを返すのかを把握すること。

それがないと目標が立たない。

次に、月々の支払いがどうなっているのか?っていうこと。

光熱費いくら、家賃いくら、ローンはいくら?※こまごました支払いがかなりあった。

それから収入を把握すること。

お金を返すために、余分な金額を作らなきゃいけないから、それがいくらなのかっていうことの把握。

まず、自分の給料も少なさに愕然とした。

「いや、このまま行ったら、20年位かかるじゃん!」

だからと言って別に凹むこともなく、自分のできる範囲で稼ぎを増やすためにアルバイトを開始。

①仕事の掛け持ち、土日返上で働く。

②自分が持っている物を売る。

その考え方で進んで行ったのが始まり。

結局返し終わったのは30代前半で5.6年かかったかな。

今となっては良い思い出。

それによって、今は自分のお金を自分の好きなように使える状態になった。

失ったものは多いけど、得たものも多くて、30代は自分のお金で自分の好きなことをしようと思っている。

月々自動的に返済する金額がない。定期的に減っていく金額がない。

この安心感は私の中ではとても大きい。

奨学金の1種と2種。

「1種は利子がないから早く返済したって意味ないよ」と言われることもあったんだけど、

自分にとってはマイナスを毎日毎月抱えていない。っていう状況がとても嬉しい。

いろんな賛否はあると思うけど、私はそれで良かったと思う。

以上

まずは総額を知る。返済額を決める、1円でも収入を増やす、1円でも生活費を減らす、1円でも早期に返済する。

総額これを把握していることが大事というお話。

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